主人公
虹野主人公
虹野
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主人公
伊集院
虹野
主人公主人公
伊集院
主人公
伊集院
主人公
伊集院
虹野
主人公
虹野えーと、何の練習ができるのかな？
ここに案內板があるよ。バッティングブースと、サッカーブースと…あ、プールもあるのね？
（おおぉ、プールか！！ …それはいいなぁ、虹野さんの水著姿…）
ねぇ、どこに行こうか？
はっはっはっは…。やぁ、君たち。
げっ！ その聲は…。
ようこそ、わが伊集院スポーツクラブへ。
あ、伊集院くん。
（こいつの名前は伊集院レイ…。きらめき高校の理事長の孫だ。伊集院財閥の跡取りだかなんだか知らないが…、何かにつけて俺に自慢するイヤミなヤツだ）
い、伊集院…。お前何でこんなとこに…。
ここは僕のプライベートなスポーツクラブだ。僕がいることに何の不思議がある？
…最近、授業以外で見かけなくて幸せだと思っていたのに…。
本來なら、君たちのような庶民が出入りできるような場所ではないのだが。うさぎ小屋のような小さな場所でちまちまと体を動かしている姿を見るに見かねたものでねぇ。僕が特別に、プライベートのスポーツクラブを君たち庶民に開放してやっているというわけだ。
コ、コイツだけは…。
もとより君たちのような貧乏人から金を取ることは考えていないから、心配せずに汗を流してくれたまえ。それでは、僕は失禮するよ。まあ、せいぜい本當のスポーツのなんたるかという事を學びとっていってくれたまえ。はっはっはっは…。
あははは…伊集院くんておもしろい人。
面白いか、あれが…？
さてと…ねぇ、早く行こう？ 何する？主人公
虹野
伊集院
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主人公伊集院
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虹野
主人公よし、ここにしよう！（バッティングには自信あるんだ…いいとこ見せるぞ！）
うん！ がんばって！
待ちたまえ！
げ！ その聲は…。
いやあ、僕は今まで、わが伊集院家がほこるスーパーエクセレントバッティングブースで本場大リーグ級の球の、バッティング練習をしていたところなんだがねぇ。君にも特別に、我が伊集院家がほこるスーパーエクセレントバッティングブースで本場大リーグ級の球のバッティング練習をさせてあげようじゃないか？
大きなお世話だ。
本來ならば、君のような庶民が立ち入ることのできる場所ではないのだが、まあ、今日は僕の特別な計らいというわけだ。
…だから、大きなお世話だって。
おもしろそう…がんばって！
え！ …あ、うん！（いいのか…なんかイヤな予感…）ここが、我が伊集院家がほこるスーパーエクセレントバッティングブースだ！
廣ーい！
げ、ドーム球場そのままじゃないか。
スタジアムは本場メジャーリーグスタジアムをグラウンドの土の種類、觀客席の椅子にいたるまで忠實に再現、古今東西のありとあらゆるプロ野球選手の球を正確に再現するスーパーカスタムピッチングマシンをはじめ、最先端の科學技術を惜しみなくつぎ�灰zだ、まさに夢のバッティングブースだ。ま、先ほどまで僕が練習していたときは、觀客席は10万人の觀眾でいっぱいだったんだがね。はっはっはっは。
か、金持ちのやることは…。
ま、君のような庶民に理解できないのは仕方ないがねぇ？ まあ、それでは存分に本物のバッティングを体驗してくれたまえ！
がんばってー！ 根性で打つのよー！
ああ、そうそう。君のために、特別にピッチングマシンを最高難度に設定しておいてあげたよ。
なにー！
推定速度時速200ｋｍ以上、カーブ、シュートは言うにおよばず、スライダー、パームから消える魔球まで あらゆる球種が樂しめるはずだ！
打てるか、そんなの！
あ、そうそう、もうひとつ忘れていた。このピッチングマシンはリアリティを重視するために たまにデッドボールを投げてくることがあるので、注意してくれたまえ。
そんなピッチングマシンがあるか！
まあ、それではせいぜいがんばってくれたまえ！ はっはっはっは…。
こら！ 待て伊集院！ おい！
がんばってー！
がんばるよー…ってそんなこといってる場合じゃないだろ！？うっ…。
あ、氣がついた？
ここはいったい…。いててて。あ、コブができてる…。
大丈夫？ 樂にしてて
まったく君も運と判斷力のない男だ。いきなりデッドボールになってしまうんだからなあ…。
伊集院くん！
あ、いててて。
だめよ、動いちゃ！
ま、プロ野球とはちがって硬球は使っていないから、死ぬことはあるまい。それじゃあ、僕は失禮するよ。せっかく与えてやった貴重なチャンスをムダにしたことを、思う存分、後悔するがいい！ はっはっは…。
もう、伊集院くんたらっ！ …あ、大丈夫？
ああ、もうだいたい平氣。くそ、伊集院のやつめ…。
惡い人じゃないんだけどね？ 今も氣がつくまでずっとここにいてくれたのよ。
多少は惡氣感じてるってことか。ところで…ここ、どこ？
保健室みたい。どうする？ もう少し橫になってる？
いや、もうホント平氣、戾ろう？
うん、ホントに大丈夫なの？
うん、大丈夫。…虹野さんずっといてくれたんだ。
ええ…まあ…。
ありがとう。
うん。
ふう、まったくヒドい目にあったよ。
本當ね？
さてと、氣を取り直して他に行こうか。主人公
虹野
伊集院
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伊集院
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虹野伊集院
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伊集院虹野
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伊集院虹野
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虹野
主人公
虹野
主人公
虹野主人公
虹野よし、ここにしよう！
うん、がんばってー！
待ちたまえ！
…また、あの聲だ…。
さきほどは、我が伊集院家がほこるスーパーエクセレントバッティングブースで 本場大リーグ級の球のバッティング練習ができなくて殘念だったなぁ？ まあ、本來ならば君のような庶民が目にすることのできる場所ではないのだが、今回は、この僕が特別に再び、我が伊集院家がほこるスーパーエクセレントバッティングブースで 本場大リーグ級の球のバッティング練習をさせてあげようじゃないか！
大きなお•せ•わだ！
まあ、そう遠慮することはない。下�龔Uもののために、施すことも、わが伊集院家の義務なのだからな。
…こいつ人の話を聞いていないな？ もうデッドボールはごめんだ！
ああ、その件なら任せておけ。君にはやはり最高難度は100年早かったようだ。君にふさわしい簡單な難易度に設定しておいてやろう！まあ、この程度の難易度なら、僕は居眠りしていてもクリアできるがねぇ。
うーむ。セリフの全てがイヤミな言葉で構成されているヤツ…。…ホントーに！ 今度は大丈夫なんだろうな？
當たり前だ！
伊集院くん、本當に今度は大丈夫？ 今、大事な時期なんだから、ケガなんてしたら大變なんだよ？
沙希くん、君はこいつのことがそんなに氣になるのかね？
え？ そういうわけじゃ…。
…氣が變わった。君はやはり、この沙希くんの期待にこたえるためにも、最高難度に挑戰すべきだ！ それでは、せいぜいがんばってくれたまえ！ はっはっはっはっ…
こら！ 待て伊集院！ おい！うっ…。
あ、氣がついた？
…いててて。あ、コブが2つも…。
大丈夫？ 樂にしてて。
まったく、君もつくづく運と判斷力のない男だ。2回續けてデッドボールをくらったのは君が初めてだよ！
伊集院くん！！
あ、いててて。
だめよ動いちゃ！
それじゃ、僕はこれで失禮するよ。せっかく２度も与えてやった貴重なチャンスをムダにしたことを、生涯後悔するがいい！ はっはっはっはっは…。
もう、伊集院くんたら！ …あ、大丈夫？
ああ、もうだいたい平氣。くそ、伊集院のやつめ…。
はぁ…なんで伊集院くんったら、あんなに態度が違うのかな？
もういいよ。…さて、それじゃ戾ろうか？
うん…ほんとに大丈夫？
ありがとう。…虹野さんまたずっといてくれたんだね。
ええ、まあふう、まったくヒドい目にあったよ。
本當ね提供／土井あるみ